八重咲きのチューリップ
時がたち・・・大きく花開き、ゆるやかにたれ下がる。
花びらが1枚、ぽとりと落ちていた。
色あせて、薄くなった花びら
それはとてもきれいだった。
真珠のような、シルクのような・・・
うつりゆく色
友人と桜並木を歩く。
よく咲いている木
まだまだ蕾の木
同じ木の中にも、よく咲いている枝
つぼみの枝
「日当たりの違いなのかな。」
「すぐ隣なのに不思議だね。」
こんなふうに咲く前の桜をじっくりみるのもまた新鮮
つぼみ、ふくらんで、今にも咲きそうな花、開いた花
しだいに色ずくその様子
「イメージの桜色は、咲く前の色に近いかも。」
「開いた桜は、白に近いんだね。」
花を見つめながら、こぼれるような会話が続く。
桜色のグラデーション
うつろう色
桜色に染まる時
うつろう色
柳緑花紅
トン、はらり・・・
淡い色に染められた白餡が、一瞬でそぼろになって出てくる。
その静かな様子もまた、和菓子作りならではのよう。
淡い緑と、淡いピンク
優しい春の色
季節の和菓子教室
餡をそぼろにした、きんとん製の和菓子を作る。
「柳緑花紅」(りゅうりょくかこう)という言葉の紹介があった。
柳は緑 花は紅
自然のままに、人の手を加えられていないことのたとえで、
柳は緑色をなすように、花は紅色に咲くように・・・
ありのままの美しさを受け入れる。
言葉そのままの意味の奥に、深いものを思う。
2色のそぼろをつけていく。
なんでも自分でやってみると、なかなか難しい。
つけ終わって、きんとんがパラパラと残る。
この様子もまた素敵だな。
はらはら風に舞うようでもあり・・・
柳緑花紅
春の美しい情景を表す言葉でもある。
季節を運ぶ和菓子たち
優しいピンクに桜を想う。
季節とともに
二十四節気と七十二候
ある和菓子の本をきっかけに、興味を持ったその世界
増えていく季節や行事の本

立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨
なじみのなかった言葉も多々 あり、その意味を調べては感心、感動。
とうふうこおりをとく、うぐいすなく、うおこおりをいずる・・・
七十二候にいたっては、未知の世界
植物、動物、空、風、水・・・
わかりやすい言葉と、美しい表現にさらに感心、感動。
身近にある季節の色たち
行事の色、和紙の色、花の色・・・


生きるもの、愛でるもの、使うもの、食すもの・・・
ふだんの暮らしの中に、その表情はたくさんあるんだね。
ひと足早い桜の和菓子
色の意味、形の意味、名前の意味を想う。
やわらかな桜色
ひと色差した眩しい緑
二十四節気と七十二候
季節と行事とお菓子と和紙と。
うつりゆく季節の中で、重ねていけたら嬉しいな。