和菓子は手のかたち

| 2017.06.22 Thursday

季節を先取る和菓子
小暑の頃
「朝顔」

白いういろう生地
まわりはピンク
中心は黄緑
丸い形が、みるみる姿を変えていく。






使ったのは「手」だけ。
穴を開ける、広げる、たたむ。
手がたくさんの道具に変わる。
手の形が、お菓子のかたち

最後にここをつまんで・・・





2本の指で、ゆっくりしっかりつままれた。
花びらがふわりと開く。
茎がすっと立ち上がる。
手から生まれた美しいかたち





一輪の朝顔
「たった一輪の朝顔を残して、他はすべて切ってしまった。」
そんな秀吉と利休の話にも触れて・・・

手から咲いた一輪の朝顔
季節と物語をのせて・・・

なんとも素晴らしき日本のお菓子


お菓子にのせて

| 2017.05.11 Thursday

「手をだしてごらん」
その手にのせられた小さなもの。
手を開くと、そこには一粒のキャラメルが・・・・・・


 


ドラマのワンシーン
一粒のキャラメルにのせた想い。
どんな想いが届くのかな。

これはお菓子だからこそなんだよね。
甘さと一緒に何を受け取ったのかな・・・・・・



用事で少し遠くへ行った。
そこへ行くと必ず寄る、大好きな和菓子屋さん
いつもお店の方と交わす会話もまた、楽しみの一つ。
が、今回は時間もなく初めて駅にある店舗へ行った。
いつものお菓子を注文した。

包んで頂いているわずかな間、お店の方と言葉を交わす。
その和やかさにつられ、つい「いつも本店で求めているんです。」と話した。

「これから電車でお帰りですか?」
「はい」と答えつつ、何だろう・・・?

「これをどうぞ」
小ぶりのどら焼きを下さった。
すごく驚いた!
そしてとても嬉しかった。





電車の中で愛らしいどら焼きを見つめながら、そこにのせられた想いを感じる。
これは私に頂いた、たった一つの特別なお菓子
不思議だね。商品とは全く違う。
今度お店に行ったら、今日のことをお話したいな。

お菓子を頂きながら、温かな想いも頂くよう。
お菓子が消えて、嬉しい想いが残る。

これはお菓子だからかな。
それともその方だったからかな。
それとも両方かな。


春夏秋冬

| 2017.04.17 Monday

起伏のある近くの公園
桜の頃は、ついつられて通り抜ける。 



 

坂道をゆっくり歩いていると、向こうから同じようにゆっくりご婦人が歩いてみえた。
きっとこの方も桜を楽しんでみえるのだろうな・・・
すれ違う ・・・というよりもゆっくり重なった。

「こんにちは。」
「こんにちは。」
「今年は桜が長く見られましたね。」 

優しい笑顔と会話に包まれる。
きっと桜がお好きなのだろうな・・・。
「桜がお好きですか?」
すると、光る笑顔で「春夏秋冬、この公園が大好きなんです。」と。
「春も夏も秋も冬も、どの季節もとても素敵なんですよ。」と。
桜一色だった私には、思いがけないことだった。


確かに落ち葉がまだ積もっているところもある。
ここには秋や冬の気配が残る。





若葉がぐんぐん伸びている桜
光る新緑
次の季節へと向かう・・・






春夏秋冬
それぞれの季節
それぞれの楽しみ
この公園で、またお逢いできると嬉しいな・・・


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