ちいさな桜に

| 2018.02.19 Monday

この時期、小さな桜の切り花を見つけると、つい求めてしまう。
変わらない大好きなもの





一夜明けたら、蕾が次々に開いていた。
一本の枝の中に、蕾あり、咲き始めあり、
濃いピンク、優しいピンク、淡いピンク
初々しいその姿
うっとりしながら、いろいろな角度から眺めていた。

ふと、香りはするのだろうか・・・?
鼻を近づけてみた。
!!
香りがした。
まるでさくらんぼのお酒みたい。
洋酒入りのさくらんぼのシロップ漬けが浮かんだ。
かすかな甘い香りは、開いてすぐの花からだった。




もっと近づいて・・・と構えたら、近づきすぎてピントが合わなくなった。
全く合わなくなった桜は、その姿も見えず。
なんだか光に消えたようだった。





写真を撮っているわずかな間に、花が開いていく。
蕾が丸みをおびて、ふんわりほどけるよう。

小さな桜
仲間たちとは華やかに。
一人の横顔はまた違う顔
見つめていると物語が始まるようでもあり・・・
桜には、桜の世界があるなんだな。






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