和紙の色選びは、作品作りの最初にするとても楽しい作業です。
イメージ通りの色や、素敵な染めに出会うとそれだけで嬉しくなってしまいます。
いろいろな色に染まった和紙は、その時々で出会う色も様々。
中でも茶色は色幅が広く、時には頭を悩ませながら選んでいます。
濃い茶色は「ビターチョコレート」
明るの茶色は「ミルクチョコレート」
「コーヒー色」に、「ココア色」
「小豆」は少し紫がかった茶色・・・。
そんなふうにいつもお菓子の色を浮かべながら選んでいます。
様々な茶色をしたチョコレート。
たくさんの茶色を、味と共に感じるのもこの時期の楽しみです。
茶色いろいろ
| 2011.02.02 Wednesday
ゼリーのような・・・
| 2011.01.23 Sunday
ゼリーのような透き通ったものに心魅かれます。
桜の花びらを入れた桜ゼリー。
花びらがいろいろな方向で固まり、ゼリーの中で舞っているようです。
見ているだけで心華やぐ想いになります。
桜をイメージして作った、和紙スイーツ「桜ケーキ」。
典具帖紙(てんぐじょうし)の中に桜の花びらを入れたらゼリーのようだと思いました。
透けるほどに薄いこの和紙からは、透明感をも感じます・・・。
夢
| 2011.01.06 Thursday
夢に包まれた空気は甘いのかな。
夢への気持ちが甘い空気を作るのかな。
夢を叶えたら甘い空気が皆へも届くのかな。
栗太郎は、和紙でできたモンブラン。
その作品は15cm角の小さな世界。
想いのままに作品にしています。
栗太郎には表情がなく、手も足もありません。
ちょっとした顔(栗)の傾き加減で、驚いたり、寂しそうだったり、希望に満ちていたり・・・。
クリームの巻き加減で、ゆるんだ感じを出したり・・・。
最初は苦労していましたが、最近はどこか楽しんで作っています。
私が夢を大切に想うようになったのは、随分大人になってからでした。
夢をみる時には、こんなふうに少し見上げて
心ゆるやかに、優しい風を感じているのかもしれません・・・