美濃の和菓子

| 2012.05.05 Saturday

「作品を見ていたら、お菓子が食べたくなりました。」

展示会場では、そんな楽しい会話をよく耳にします。
現在開催中の「和紙に込めた光たち」の作品に、「美濃の和菓子」を作りました。
今回展示の中でも、大きな想いを注いだ作品です。



美濃和紙の里会館様と、美濃の和菓子店様5軒にご協力頂き、各店の和菓子を2種類ずつ作品にしました。
会場では、「お店に行くと、食べられるお菓子がありますよ。」とご案内し、皆さん笑顔に・・・。

作品は、特別なキャプションをつけて展示しています。
制作の中で感じた職人さんの想い、和菓子の奥深さ、和紙の可能性の広がり・・・
たくさんの発見と共に、制作で感じたことを一軒・一つの言葉で表しました。

「押す」
「彩る」
「透す」
「象る」
「刻む」

そこに制作で感じた思いを綴っています。
またこのキャプションは、美濃和紙の里会館様との合作。
実際の包装紙が美しく切り取られ、彩りを添えています。


和菓子を制作用に頂いたのは、まだ肌寒い3月。
5軒のお店を訪ね、和菓子職人さんの想いにも触れました。



当初、各店より1種類のお菓子を選んで制作予定にしていました。
しかし、お店から頂いたお菓子は、各店3~6種類。
丁寧に包まれ、手書きの文字が添えられています。
お菓子と一緒に温かな想いも受け取ったようでした。

「2種類ずつ作ろう・・・」
たくさんのお菓子を見つめながら、そう思いました。

それから展示直前まで、毎日お菓子との格闘(笑)
今まで作ったことのない形や表情に試行錯誤の連続でした。
五軒の和菓子作品への想いはそれぞれ深く、また一つずつ綴っていきたいと思います。

「会場で作品を見てから、和菓子店に寄りました!」
「お店の方とお話ししました。」
「今日はもう売り切れでした!」
そんな嬉しいご報告もいくつか聞き、思わず笑みがこぼれます。



制作したお菓子は、全て食しました。
どれも優しく温かな味わいです。
きっとお腹も心も満たしてくれることでしょう・・・。


「和紙に込めた光たち」
美濃和紙の里会館 「美濃市の和菓子コーナー」にてご案内


笑顔が光

| 2012.05.04 Friday

「和紙に込めた光たち」の展示会が始まり、会場は優しい空気で包まれています。



想いを込め、力尽くした作品たち
ご覧頂く方々の笑顔
心地よく響く、楽しい会話
・・・流れる至福の時間

ご覧下さるたくさんの方々・・・
ご家族、ご夫婦、カップル、ご友人
和紙を作られる方、手作りが好きな方
偶然訪れた方、遠方から来てくれた知人




「久しぶりに夢のような時間を過ごしました。」・・・と、
陽だまりのような笑顔で、感想を伝えて下さいました。

ひとりひとりが持つ光
小さな光を届けたいと願っていたけれど、今は自分が光を頂いています。

キラキラと輝く笑顔
元気な明るい笑顔
優しく語りかけるような笑顔
包み込むような温かな笑顔



その笑顔が光

和紙に込めた光たち~展示会場より~

| 2012.04.29 Sunday

「和紙に込めた光たち」の展示会が始まりました。

入り口には華やかな紫陽花・・・両側にかかる涼やかな和紙・・・
酒井敦美さん手書きの「和紙に込めた光たち」



この1年間、展示会に向けて二人で歩んできました。
和紙に込めたそれぞれの想い。
それぞれの光。

会場は、自然光の入る広い空間。
「和紙スイーツ」「合作作品」「光の切り絵」と、3つの空間で飾っています。

「和紙スイーツ」は、額装作品、立体作品、栗太郎作品と、今までの主な作品全てが並んでいます。
今回ならではの新作は、「栗太郎の和紙漉き日記」と「美濃の和菓子」
心を込めて作りました。






「合作作品」は、チラシにもなった二人の共同作品「和紙に込めた光たち」
その原画を囲んで、制作過程を紹介しています。



「光の切り絵」は、投影と一画二驚の世界・・・光と影が優しく包んでいます。
心に温かな光がそっと灯るようです。



「和紙に込めた光たち」
それぞれの光を和紙に込めた作品たちです。
展示は6月11日まで続きます。

会場の美濃和紙の里会館は、緑と川に囲まれた気持ちの良い場所です。
新緑の美しいこの時期、皆様どうぞ会場にお立ち寄り下さいませ。

4/26~6/11
「和紙に込めた光たち」 美濃和紙の里会館にて

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