私の栗太郎を作ろう!その2

| 2018.11.25 Sunday

栗太郎展開催の中、「私の栗太郎を作ろう!」1日教室を行いました。
幅広い年代の方にご参加頂き、それぞれの栗太郎作り。
どんな栗太郎ができるのかな?





栗太郎を作る。
薄い和紙をよって紐にする。
それをくるくる巻いていく。











同じ材料だけれど、手から生まれる形は何とも豊か
クリーム1本1本、くるくる巻きつけたデザインは皆違う顔
皆さんのお顔もほころんで、和気あいあいと終始なごやか
ナッツをつけて、栗をつけたら栗太郎の完成です。








そして今回は、ここからが新たな試み!
好きな和紙を選んで、好きな小物を作る。
皆さん、作る小物をいろいろ考えていらしたよう。
使う和紙を自分で切り分けていく・・・





制作は、真剣そのもの
何を作っているのかな。
何ができあがるのかな。








「できました!」
1人1人見に行くと、びっクリ!感動!!
またしても予想外のものばかり!
ついつい、「すごい!見て見て!」と言ってしまう。





1日教室「私の栗太郎を作ろう!」
皆さんすごい!
感動、感激の教室でした。

いくつかの作品は、会期中ギャラリーの生徒様コーナーで飾っています。
生徒様の力作を、展示と合わせてどうぞご覧下さいませ。





1日教室「私の栗太郎を作ろう!」
栗太郎展11/20(火)~12/8(土)紙の温度ギャラリー(日曜定休)


私の栗太郎を作ろう!その1

| 2018.11.12 Monday

1日教室「私の栗太郎を作ろう!」
私ならではの小物を持たせる「私の」栗太郎

ぎゃらりぃ木屋さんに特別に作って頂いた栗形の椅子
手作りの椅子は、その形その木目も豊かな表情
出来上がった作品をその椅子にのせる。





栗太郎の体は、和紙をよったマロンクリーム
顔は、栗の渋皮煮
クリームの巻具合
栗の大きさ、形、角度
手から生まれる形は、その人のかたち
小物がなくてもその姿は、本当に一人一人個性豊か





最後に思い思いの小物を作る。
お花が好き、本が好き、お菓子作りが好き・・・
いくつか見本を作っていたけれど、予想以上の豊かさだった。

「好きだけれど、私は不得意。
でも、できたらいいなと思っていたことでした。」
それを作って持たせた方
そんな発想もあったのかとハッとする。





「私の栗太郎を作ろう!」
これから生まれるたくさんの栗太郎
なんてわくわく楽しいことなんだろう・・・

紙の温度・1日教室「私の栗太郎を作ろう!」


僕のDM 記:栗太郎

| 2018.10.01 Monday

おじいさんの言った通りだった。
しばらくしたら、まんまるだった栗のイガに筋目が入ってきた。





それからイガはだんだん色が茶色くなっていった。
ある日、そのイガを見てびっクリした!
なんと自然に割れて、中から栗が顔をのぞかせていた!!

台風で落ちてしまったまだ青かったイガ
すごいなぁ・・・
僕は仲間の力に感動した。

その時僕は思った。
僕の展示DM、この仲間との写真にしたい!と。





・・・でもすでにDMには他の写真が撮ってある。
あの美紀さんのことだから、そんな思いつきではダメだと言うに決まってる・・・
でも僕は勇気を出して言ってみた。
ああぁ、コワイ・・・

「えっ!いいの!!」
どうしたんだ。
栗太郎展だから!?
美紀さんもようやく人に譲ることがわかってきたのかな。

それなら撮影で下に敷く紙、決めなきゃ。
ちがう、ちがう、そんな明るい色じゃない。
シックな感じにしたいんだ。
僕は「起毛紙の毛皮風」っていう紙を選んだ。
この紙の表情が、イガに似てるなって思ったんだ。
それにおじいさんの故郷のフランスの紙だよ。

僕は開いた栗をよく見ようと、椅子に乗った。
陶芸家のフジヒラさんが作ってくれた新しい椅子なんだ。

パチパチと、美紀さんが写真を撮った。
ええっ、もう終わり!?
ほんの数枚だよ!
もっとたくさん撮ってよ~!!
ねぇねぇ!!

・・・・・・仕事に行ってしまった。




僕はフジヒラさんの椅子に座って、しばらく仲間たちと話をした。
みんな温かくって、また楽しい気持ちになってきた。
仲間っていいなぁ・・・
!!
その時僕はひらめいた!

僕はDMを作ってくれるデザイナーのウリモトさんに、こっそり電話をかけた。
「展示会のタイトル、僕の名前を美紀さんの名前よりもグ~ンと大きくしてね!」って。

「栗太郎展」2018年11/20(火)~12/8(土)



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