カレンダー展(1)キラキラ、カクカク

| 2017.09.05 Tuesday




透ける和紙で作る、小さな寒天
1枚をカクカク折る。
この表現は、典具帖紙ならではなのだとつくづく思う。
ピンク、オレンジ、いろいろな色で作ったらきれいかな・・・





只今、カレンダー作り真っ只中!
今回、記念すべき10年目。
最近は写真も自分で撮るようになり、毎回まさに試行錯誤。
何に置こうか、
色は素材は、
どんな角度で写そうか。

まずは試撮り・・・と始めた時間に、たまたま自然光が射しこんだ。
光の道ができたよう。
落ちた影もまた面白いな。





作品に光があたり、光る。
カクカク、キラキラ。
なんだか宝石みたいだできれいだな・・・





この試撮り、そのまま使おうかな。
同じ光はもうこないかも知れない。


キラキラ、カクカク・・・
心も一緒にキラキラ、カクカク・・・
今年は一つ一つに10年を想う。


感じる力

| 2017.08.11 Friday




「マジックみたい・・・。」
平面の和紙が、1本のひもに変わっていく姿を見て、女の子がそっとつぶやいた。
デモの後、その女の子もまたスルスルと、美しい1本のひもを作っていた。





初めて触れる紙
知らない紙
短い時間の中で、その紙の良さをちゃんと感じてる。
小さな心に、なんて豊かな世界があるのだろう・・・





「厚い紙をクシャクシャしていると、薄い紙になる。」
・・・変わっていく様子を、手がちゃんと感じているんだね。





見本にはないデザインが、たくさんたくさん生まれた親子教室
毎回、驚きと感動の連続だった。
まっすぐな気持ちが、まっすぐに形に表われるのだろうか。
私も昔は子どもだったのになぁ・・・と羨ましくなる。

「来年もまた作りたい!」
そんな嬉しい声もたくさん頂いて・・・

来年もまた会えるかな。
小さな手は、少し大きくなっているのかな。





おやつ時計

| 2017.07.17 Monday

「時計をかける場所、キッチンにするね。」
「壁は自分で貼ったオレンジ色なの。」

どこにかけるか、どこに似合うか・・・
大切に考えてくれていたんだね。
彼女のために作る「おやつ時計」





「3時のところをモンブランにしてもらえるかな。」
とリクエストが届いた。
喜んで・・・と作り出す。





「モンブランは、母が一番好きなケーキだということを思い出しました。私も大好きです。」
メールにそう添えられていた。
優しい彼女らしいな。





おやつ時計
3時の位置には、モンブラン
オレンジ色の壁で、どんな時を刻んでいくのかな。





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